日常生活の片手間に、ちっちゃなサイトを運営している小市民のわたし。
そんなわたしが感じたり見たりしたことをメモしていくコーナーです。12/19/1998:MP2000UGとUniFEP Pro
イデアのMP2000UG再入荷。価格は259,000円(税別、NLK別売)。例によって限定なので、やっぱりどうしてもNewtonが欲しいという方はお急ぎを。
今日からUniFEP Proも発売ですね。さて、どこまで快適になったかな?
12/18/1998:WorksとOffice98の連携
NewtonWorksのスプレッドシート"QuickFigure Works"って付属の"QF Exchange"を使ってデスクトップPCのExcelと連携する事ができるんですが、この辺りに関する情報っていうのも意外に少ないのが現状ですね。QF Excahngeに関してはエヌフォーのNLK対応アプレット・リリース予定に日本語版が入っていたと思ったんですが、現状の英語版(オリジナルのMP2100CD-ROMに収録されているもの)って果たして最新のExcelでも動作できるんでしょうか?Mac版になりますが、最新のExcel98にセッティングしてみました。
結果からするとMac→NewtonはOK(もちろん日本語は通りませんよ)で、セルの数式等を維持したままシートの移行ができました。Newton上でシートの設定をいじるのは結構面倒なので、これはちょっと便利です。
ただ、Newton→MacではVisual Basic関係のエラーが出てしまい移行失敗(いやはや…)。この辺はエヌフォー版の登場を待つしかないのかなぁ?WorksやNCUのデータ連携機能についてはちょっと扱ってみたいテーマではあります。
12/11/1998:MP2100E入荷
MP2100Eイデアスペシャルの方も入荷した様ですよ。NLKと若干の付属品がバンドルされているとはいえ、価格は264,000円!正直今のNewtonのスペックに、その値段を払う価値はないと断言しよう!ここまで来たならもうB5ノートPCを買いなさい。そこに未来の輝きはないかも知れないが、現実の世界の快適は手にできる。それでもあきらめきれないキミは…イデアへGOだ!(いやはや…)
12/09/1998:e-Mate入荷
イデアのe-Mateスペシャルセット、入荷してるみたいです。内蔵拡張メモリ、8MBメモリカード、インターコネクト・ダイレクトケーブルはセットされてますが、本体は英語版との事で、NLK等の日本語環境を別途購入する必要がある様です。e-MateはMP2100より若干スピードは遅いらしいんですが、キーボード一体型というのと、何よりあのスタイリングが魅力ですね。ただ、重量は1.8kgもあるんで、B5ノートPCに対するアドバンテージっていうと…コレクターズ・アイテム的価値かなぁ(いやはや…)。
最近Appleの次期モバイルPC、MacMateの噂があちこちで出ています。MacWIREの記事なんかではNewtonOSとの関連性について言及されており、Newtonユーザーの心をくすぐりますが、出てくるのはきっとPalmベースのPDAなんだろうなぁ。単にPalmと競合するからNewtonは切られたんじゃないのかな?最近のAppleの現実化路線を見てると、未知の技術に挑戦するより、確実にモノになる既知の技術をうまいこと組み合わせる方を選択するのは当然でしょうからね。その意味で、最近のApple製品は、テクノロジー面から見て、Windows系マシンよりももっと夢のない製品ばかりです(i-Macもデザインをとると目新しさは何もないってのは…哀しすぎる)。MacMateが登場した時にこの思いを裏切ってくれることを期待したいです。
12/08/1998:イデアの動き
このコーナーでも要注目ショップとして再三お伝えしている三重のイデア。12/05からMP2000メモリアップグレードの第2次受付が開始されています。受付台数は今回も30台。価格も第1次と同様の40,000円(税込、搬送費別)。更に英語版・日本語版MP2100、e-Mateのイデアスペシャルセットも発売予定との事。MP2100日本語版についてはどうも今だに細々と出荷が続いているのか、ポツポツと販売されますね。他にも交換用部品扱いのMP2100が出てきたり、Newtonからは撤退したかと思われた某店でe-Mateが販売されたりという不思議な状況。最初のNewtonShopとイデアの分で、再生産分は全部売り切ってしまったのかと思っていただけに、ちょっと解せない(いやはや…)状況ではあります。でもまぁ、買えるだけありがたいのかも知れませんけど。こうやって不適性価格の状況が徐々にでも改善されるといいですね。
12/06/1998:UniFEP Pro
MACLIFE誌の「PDA万歳!」最終回でも紹介されていたエヌフォーのUniFEP Proですが、いよいよ12/19リリースが決定したみたいです。ちなみに価格は税別13,000円。常用語パレットや学習機能を搭載したFEPがNewtonでもようやく使える様になる訳ですね。学習機能に関してはE漢字が既に対応しています(しかも完成度が高い!)ので、UniFEP Proがどこまでチューンしてくるかはちょっと興味のある処。変換候補のスタイルをボールドから変えられそうなのもいいです。そう言えば、NLKの変換エンジンには面白い動作があります。UniFEP2.0の頃からずっとなんですが、「しんとうじょう」と打って変換するとなぜか「自然淘汰ょう」と表示されます。前から気になってるんですが…
久しぶりに秋葉原のT-ZONE Apple館地下、モバイルプラザを覗いてきました。Newton AtMarkで紹介されていたNewtonBook作成ソフト、Newton Pressはまだ在庫があったんで、思わず買っちゃいました(いやはや…)。前から気にはなってたんですが、日本語のBook作成についてはTonBoを使ってるので、つい買いそびれてました。長い文章を見るときにはやはりNewtonBookっていいですね。MP130の頃はBookだとスクロールが速いんで、ちょっと長文のメールとかもBookにしちゃってました(いやはや…)。
12/01/1998:Newtonの価値
T-ZONE Apple館の「イベント速報」ページに「Enfour MessagePad 2100日本語版お持ち帰りできます!」なんてショッキングなコピーが出てます(いやはや…)。現時点でホントにそうなのかは定かではありませんが、価格はおなじみ238,000円だそうであります。某中古MacショップではMP2100の中古に30万円のプライスがついてたなんて噂も聞きますんで、それに比べれば良心的な価格なのかも知れないですけど、もうMP2100に20万超のプライスなんか付けちゃイケないです(いやはや…)。そこまで出すんならVAIOのカメラ付きPCG-C1とか重量1Kg、新型のLet's note辺り買っちゃった方がいいよ(いやはや…)。
価格対性能で比べると、とても納得できる金額ではありません。まぁPCとは生きてる世界が微妙に違うんで、一概には言えませんが、ザウルス辺りの値付けを見ちゃうと、やっぱり今なら8〜9万程度が値ごろってトコじゃないでしょうか?「鑑定団」的世界に突入してるのは分かるんですけどね(いやはや…)。
11/21/1998:MP2000メモリアップグレード&e-Mate
イデアのMP2000メモリアップグレードサービスが開始されました。どうやら完全オリジナルのサービスらしいんで…って事は1台ごとDRAMの付け替えをやるんでしょうか?手間を考えると凄いものがありますね。今回は第一次受付として30台限定、税込、搬送料別で40,000円との事。イデアには同時にe-Mateも10台入荷したそうで、内蔵拡張メモリと8MBのメモリカード、インターコネクト・ダイレクトケーブルをセットにして209,000円(送料別)だそうです。今国内で最も元気なNewton販売店はこのイデアでしょう。ぜひともこの調子で頑張って欲しいものです。
11/20/1998:Newtonを使う場所
いかにモバイルが普及したとはいえ、まだまだ一般的な光景ではないのか、未だ何処でも気軽に使うという訳には行きません。電車の中や喫茶店、パソコンを開いた途端、周囲に妙な緊張感(?)が走る様に感じるのは私だけでしょうか(いやはや…)?Newtonとて例外ではありません。電車の中で使ったりすると、時には奇異な目で見られてしまう事もありますね。まぁ、こういうのって気にしだすとキリないのかも知れませんが、私の場合、使う時は結構周囲の状況に気を使っちゃいます。そんな訳で、ついつい「気兼ねなく使える場所」ってヤツを求めさすらう日々になるんですが…
初台の東京オペラシティー(例のアップル・コンピュータの本社があるビルですね)に仕事で行く機会があったのですが、此処にはNTTのやってるICC (InterCommunication Center)というコミュニケーションをテーマにしたアート施設があって、ロビーの片隅にインターネット・カフェがあります。割とすいてるし、傍らではテーブルに置かれたノートブック・コンピュータで三々五々インターネットしてる人がいたりと、コンピュータが日常生活に自然に溶け込んだ風景があって、そんなこんなで此処では抵抗なくNewtonが使えました(いやはや…)。コーヒーでも飲みながらメールの返事を書いたりするのにはいい場所です。さすがに送信は電波が届かないのでダメでしたが(いやはや…)。
11/15/1998:MP2000メモリアップグレード予告!
イデアのWebページに予告が掲載されましたね。しばらく前までは各国のAppleでも場所によっては受け付けてくれてたみたいですが、最近はアップグレードキットも底をついたみたいで、殆ど終了してました。個人でチャレンジした例がMacPower誌に掲載された事がありますが、内蔵の512K DRAM2個を、ハンダを溶かしながら基盤から取外し、同規格の2MBのもの2個と交換するという荒業で、これは一般の人にはまず不可能でしょう。イデアはおそらく純正のアップグレードキット(これももちろん一般の人が取り付けるようなものではないです)を入手できる見込がついたんでしょうが、例のe-Mateの件と合わせて再び注目です。
11/14/1998:モバイルのおとしあな?
昨日は東京ビッグサイトで開催されていた"ComJapan"を観てきました。去年に比べると大分出展社も減ってしまったみたいで、結構寂しい感じがしましたね。そんな中でも各社のモバイルPCだとか、ザウルスカラーポケットだとかはしっかりいじってきました(いやはや…)。
B5サイズノートPCはもうかなり成熟化が進んでいるみたいで、起動時間の長さを除けば、モバイルグッズとしては完成の域に近づきつつあるみたいです。PanasonicのLet's noteなんかは流行のVAIOノート型薄型ボディにCD-ROMを内蔵した機種を展示してましたし、性能と携帯性の両立はかなり高水準のレベルでバランスしてます。キーボードも打ちやすくて、こういうのとMC-P100の組み合わせなら、かなり快適な使用感が得られるでしょうね。G3PowerBookを無理矢理持ち運ぶのとか、もう悪い冗談としか思えないです。
ザウルスはワープロ然としたインターフェースのカッコ悪さ、センスのなさは相変わらずですけど、反応スピードが速いのと、文字認識の精度の高さはさすがですね。日本語文字認識でもNewtonの英語認識より高速かも知れません。ただ画面が小さいんで、表示はかなり窮屈。実用性ではNewtonを凌ぐ処迄行ってるとは思うんですが、でもこれは使いたくないなぁ…マニアックなインターフェースとデザインの"ザウルスPro"とか作れば売れると思うのにねぇ…
広場のベンチからメールを送信してたら、Newtonのスクリーンに何やら小さな水滴が…
ハンカチでぬぐったら跡が残ります…って水じゃないの!?
周りを見るとすぐ側では高層ビルの建築中。
どうやら工事で使ってる接着剤か何かの飛沫が、風にのって飛んできた様です。
こんなんで跡が残ったらヤだなぁとか思いながら、帰宅後クロスを使って念入りにお掃除。
何とか事なきを得ました。表で使う時は、実はこんな事にも注意しなきゃいけないんですね(いやはや…)。
11/12/1998:小容量PCカード
Newtonで使える2MBや4MBの小容量PCカードって、秋葉原の怪しい部品屋とかで、時たま数千円程度の安値で売られてたりするんですが、これって1枚手に入れておくと何かと便利です。日本語版MPでは今や20MB以上の大容量カードが当り前の様になって、純正の小容量カードなんか見向きもされないんですが、N.C.U.でのバックアップがトラブった時に、怪しいNoteを退避(大抵大容量Noteが原因なので、内蔵メモリには退避できない事が多い)したり、プライベートなデータだけをまとめておいたり、幸運にも複数台のMP(OSのヴァージョンは同じでないとダメですが)を持っていればデータの共有用に使ったりと、容量が少なくてもそれなりの使い方はちゃんとあります。Newton用のカードは規格がマイナーなので、この手の中古カードは見かけたらゲットですよ。かと言って、新品買ってまで揃える必要はないんですけど(いやはや…)。
11/08/1998:アップデート
ファクトリーの定番メールソフト、i-mailがV1.06にアップデートしてますね。今回はAPOP対応だそうで、着実に進化してる様です。
ちなみに"APOP"って良く分からなかったので調べてみたら、電子メール送受信のプロトコルの事で、一般にインターネットで使用されている"POP3"(これは聞いたことありますね)に比べて、セキュリティを強化したものらしいです。POP3はサーバーとの接続認証の際に、メールパスワードをそのままネットワークに流してしまうので、パスワードを第三者に知られてしまう危険性があるのですが、APOPはパスワードを暗号化するためこれが防げるとの事です。
ただ、APOPを使用するには、サーバー側もAPOPに対応している事が前提になりますので、従来POP3で接続していた方にはあんまり関係ない話かも知れませんが…
あ、このサイトをNewton Japan Onlineさんのリンクに登録していただきました。今後ともご贔屓に。
11/01/1998:コンピュータとOS
PowerBookに入れていたMacOS8.5ですが、8.1に戻してしまいました。
起動時間が長いとか、今まで使っていたソフトやFEPが使えなくなってしまったりとか、画面の描画が遅いとか、結局、従来よりも作業効率が下がってしまい、新しい機能で受けられるメリットより、デメリットの方が大きかったのです。やはりPowerPC搭載機種とはいえ、ある程度の性能というのは要求されてしまい、さすがにPowerPC603e/133MHzに最新OSは荷が重かった様です。
最近読んだ雑誌の記事に、印象的な一節がありました。「そのハードウェアと同時期に発売されているソフトウェアは、基本的にバランスよく使える。いったんシステムを組んでしまえば、それは未来永劫に使える。古いマシンで新しいソフトを使おうとするから不満が発生するのだ(MobilePress98年9月号P.14)。」
言われてしまうと確かにそうなのですが、ちょっと思い知らされた様な感じでした。結局最新のものが、自分にとってもっとも使い勝手のいいものだとは、必ずしも言えない。そんな感じがしたのです。
とりあえず、今あるマシンに新しいOSを入れるのは止める事にしました。マシンを総て最新機種に交換できるのならいざ知らず、新しいOSに対応するために追加投資を余儀なくされ、しかも基本的な部分に関しては、現状からそれほど進歩しないのであれば、ちょっとむなしい投資の様に思えます。どうも、新しいOSにするのは、ストレスのない性能を持つ新しいマシンでも買った、その時なんだと思います。
その意味でハードウェアの完結してしまったNewtonというシステムは、逆に言えばその事で、長く使えるデバイスになったと言えるのではないでしょうか?出来る事に限界はあるかも知れませんが、現状の性能でも日常使う分にはそれほど不便を感じる事はありません。セールス用の装飾機能を付けた、OSやソフトのアップデート(バグの解消はして欲しいですけど…)のために、また新しいマシンを購入しなければならないといった不毛の連鎖が、今のPCの世界には蔓延している様にも思います。その連鎖から抜け出せたNewtonは、果たして不幸なのか、幸福なのか…
10/31/1998:イデアにMP2000UG入荷!
昨日お伝えした三重のイデアにMP2000アップグレード版が入荷したとの発表が、同社WebPageで行われました。但し入荷は限定10台、価格は税・送料別で\259,000!値段は高いが未使用新品だそうです。欲しい人は即チェック、幸運を祈ります!
10/30/1998:ちょっと気になる?
日に日に入手が難しくなるNewton。結局AppleによるMP2100の再生産も焼石に水、いくばくかの幸せな新規ユーザーを生み出しはしたものの、日本では最後までまともに買える商品になりませんでした。そんな中でもちょっと気になるのがT-ZONE Apple館B1と三重県のイデアの動き。T-ZONEでは「最終」と称して再びMP2100の予約受付を行っているとの事ですし、イデアはMP2000アップグレード版とeMateが入荷予定らしい。まだあるところにはあるってコトなんでしょうか?でもAppleもいまさらPalmテクノロジーを買おうってのはないですね。IBMのWorkPadみたいな方向性なんでしょうが「いままでのNewtonは何だったのぉ!」「なかった事に…」って某CMのシチュエーションが…
10/27/1998:NewtonとMacOS8.5とWebPage
プライベート・コンピューティングにMacintoshを使っているので、やっぱりMacOS8.5は気になる処。そんな訳で購入し、PowerBookの方にインストールしてみました。N.C.U.(Newton Connection Utilities)に関しては既にあちこちのサイトで報告があがってますが、問題なく使用できます。8.1に比べて速くなったって言う評判ですが、実際使うと殆ど実感できないレベルです。更に問題はソフトとの相性。「美しい暦」でも取り上げられてましたが、WebPageビルダーのPageMill2.0Jは属性パレットを開こうとすると落ちてしまい、使い物になりません。Adobeの対応表では○が付いているのですがね、ちゃんと動いたのかなぁ?とりあえず3.0の評価版(英語ヴァージョン)が11/17までの使用期限つきでここからダウンロードできます。使ってみたところ3.0は大丈夫なようですが…現状の環境を維持するには、ちょっと追加投資が必要らしいです。
10/26/1998:Newton情報その後の展開〜10/27/1998:補遺
「消え行く…」とご紹介したNewton関係の情報ですが、どうやらAppleのプロダクト・ページに現存しているようですね。良かった良かった。ちなみにこんな処にあります。(10/27)…なんて事を言ってるそばからページ消滅!サイトの構成変更に伴い、Newton関係の情報は殆ど削除されちゃいました(トホホ…)。かろうじてシステム・アップデータだけはまだ入手できるようですが…
Newton関係のページ(10/27消滅!)
N.I.E.2.0(Planet Computing)
Newtonで使用できるモデムのリストとセットアップファイル集(10/27消滅!)
10/25/1998:Newton、そのアンダーグラウンドなもの...
人は道具を選びますが、道具もまた使う人を選びます。
Newtonほど使う人を選ぶ電子機器も珍しいかも知れません。最近考える質問に、「あなたはNewtonを人にすすめますか?」というのがあります。個人的にはとっても気に入っているし、こんなサイトを運営する程愛着もあるのですが、反面、安定感には少し欠けてるなぁと感じる部分があったり、カスタマイズのしやすさがあだになって複雑な世界に踏み込んでいるような気もします。
単純にスケジュール管理したいとか、アドレス帳の替わりに使いたいという人に、Newtonをすすめてしまうのは、少し可愛そうかも知れません。純粋に機能面だけを満たしているだけで満足ならば、世の中には機能的なPDAは他にもあります。
開発が終了し、システム的にも未完成で、情報も少ないNewtonは、使いこなすためにはある程度のハードルがあります。わたしは電子手帳を欲しがっている人にあえてNewtonをすすめる必要はないし、迷惑だろうと思います。洗練された"Look & Feel"や、込められた未来に対する憧れや、可能性や、そういった事の為にリスクをおかせる人だけが、能動的に手にすれば良いのだと思います。
一般の人が何の予備知識も持たず使いこなしてゆくには、現在のNewtonはまだ未完成だと言わざるを得ません。アンダーグラウンドな存在に終始してしまうのは残念ですが、本当に使いたい人だけが使うという意味で、Newtonは幸せな道具なのかも知れません。リスクを承知で飛び込んだ人だけが、手に出来る「未来の手帳」として…
10/25/1998:消え行くNewton情報
Newtonに関するドキュメントやソフトウェアを公開していたAppleサイトのNewtonページやNewton Inc.のサイトが遂にアクセスできなくなってしまいました。ここの情報だけでも継続公開してくれれば良かったんですが、会社として開発の完了したプロジェクトに関する情報を、いつまでも公開している訳には行かなかったのでしょう。Newton Japanによればまだ、ここからアクセスできるそうですが、ちょっとバージョンの古いツールが多い様で…
いずれにしても、情報源は徐々に狭まりつつあります。必要な情報は手に入る内に確実にゲットしましょう。Newtonの世界では「Let's move!」がキーワードかも知れません。