C O M M U N I C A T I O N  S E T T I N G S
f o r
M e s s a g e P a d 2 1 0 0 J


MP2100Jユーザーのための
通 信 環 境 設 定 情 報





MP2100の使いこなしも徐々に進み、MP130ではちょっと手を出しかねていたe-mail環境も整備する事にしました。とりあえず無事に通信できておりますので、Newtonで通信を行う場合の設定事例として、私の通信環境をご紹介しましょう。






■モデム■

とりあえず手近にあったモデムカードを使って通信する事にしました。
使っているのは3ComのX2対応56Kモデム、XJ1560J。コンパクトなX-JACKによるモジュラー接続がスマート。ジャックを収納するとモデムが完全に本体に格納できる処も気に入ってます。今のところ、出先でダウンロードしたメールを読んだり、ちょっとした時間に返事を書いたり、といった使い方ができればOKなので、今回はあえて携帯電話との接続までは考えませんでした。携帯やPHSに関しては専用のセットアップファイルの整備が進んでおり、かえって確実な接続が可能かも知れません。

Newtonはモデムとの相性がかなりシビアで、同じ機種のモデムでも製造ロットによって動作しない等の例があるそうですが、割とすんなりつながりました。

家には同じ3Com製で古いXJ2144もあったんですが、こちらを使っても問題なく通信できました。

■使用ソフトウェア&エクステンション■

  • i-mail v1.08r2
    ファクトリー
    のインターネットメールソフト。最新バージョンは1.08r2(99.05.01現在)。Newtonでのインターネットメールソフトといえば、やはりi-mailが定番です。結構頻繁にアップデートされるので、必ずサイトの方をチェックしておいた方が良いですね。エヌフォーの日本語環境、NLK(Newton Language Kit)では色々と問題がありましたが、ファクトリー、エヌフォー両社からアップデータが発表され解決しました。一度製品版の1.0をインストールし、ダウンロードしたアップデータを当てる様にします。ちなみにMP2100では同梱の英語版を使用する様指定があります。文字コード変換のエクステンションが付属しますが、それらは説明用のドキュメント(PDFファイル)に従ってインストールします。
    • mail stationery v1.05
      Notesにメール用のフォームを追加します。i-mailに同梱されているエクステンションですが、これもファクトリーのサイトから最新版を入手します。
  • font compatible gothic
    同様にサイトから入手できるエクステンション。メールの一覧表示でタイトルフォントをNLKで使用するGothicフォントに設定し、文字化けを防ぎます。Basukeさんのフリーウェア"Gothic Everywhere"を使用している場合は不要です。
    • NLK Update 1.2
      エヌフォー
      で公開されているNLKのアップデータ。以前のバージョンでは、NLK環境で受信メールをNotesに書き出せない等の不具合が出るため、必ずこのアップデータをあてる様にしてください。なお1998年7月末に単品販売されたNLKにはこのアップデータが反映済みですので必要ありません。
  • NIE2.0
    Newton Internet Enabler。Newtonを各種ネットワークに接続するためのエクステンション。NLKのCD-ROMにも収録されていますが、御本家Appleのサイトからもダウンロード可能(10/27/98で終了)。NIE2.0はモジュール形式になっており、接続するネットワークに応じて必要なモジュールをインストールします。
  • ちなみに今回インストールしたのは以下のモジュール。モデムを使用する場合の構成です。

    Internet Setup.pkg
    Newton Internet Enabler.pkg
    ISP Template.pkg
    NIE Modem-Serial Support.pkg

    なお、NIE2.0は基本的に内蔵メモリに対してインストールを行いますが、

    Internet Setup.pkgISP Template.pkg

    についてはメモリカードにもインストール可能なので、日常的にカードをさしたままなら、内蔵メモリの節約ができます。

    • Modem Setup
      使用するモデムカードに合わせてセットアップファイルが必要になります。Newtonは標準でも数種類のセットアップを内蔵していますが、必要に応じて追加します。どのモデムにどのセットアップを使うかは、Newton Japan Onlineに掲載されている動作確認リストが参考になります。また、実際のセットアップファイルは前述のエヌフォーのサイトやDNUGのセットアップファイル集から入手できます。

    今回は GSM-Ericsson というセットアップファイルを使用しています。

    ■設定例■

    モデム設定

    "Extras"の"Prefs"を選び、リストから"Modem"を選んで使うモデムのセットアップを指定します。一応音はoffに設定してるんですが、なぜか接続時にはスピーカーから音が出ます(いやはや…)。


    インターネット設定

    "Extras"の"Internet Setup"を選び接続先プロバイダーの情報を登録します。セットアップは複数持てるので、接続時にプロバイダーを切り替えて使うこともできます。"Access Number"にプロバイダーの電話番号、"Primary DNS"にプロバイダーから指定されているサーバーのアドレス、"Domain Name"にプロバイダーのドメイン名を設定します。その他の項目はご覧の通り(いやはや…)。


    i-mail設定

    "Extras"の"i-mail setup"での設定ポイントがここ。"所有者情報"でオーナーの情報に"E-mail"を追加、e-mail環境を設定します。"POP Server"には純粋にPOPサーバーのドメイン名を指定します。POPアカウントではないので間違えない様に(いやはや…)。