線路は続くよどこまでも…果てしなき おおしま の偏愛的作品遍歴…
『ミームいろいろ夢の旅』 1982 日本アニメーション
電々公社(現NTT)がメインスポンサーっていうんで、基本はまじめな教養番組…のはずだったんですけどね。スタッフのノリでなかなか楽しいシリーズになってます。でもって、このスタッフが次に手掛けたのが、かの「宇宙船サジタリウス」ってワケですね。シリーズは途中でキャラクターが一新されてますが、私は後半の「科学探偵団」が活躍するシリーズがお気に入り。毎回身近な疑問に分かりやすく答えてくれます。
『ワンダービートスクランブル』 1986 虫プロダクション
故手塚治虫氏が生前最後に携わった(企画監修)テレビアニメーション。 医学監修、工学監修に学識経験者もクレジットされるハードSFなんですよ、コレ。そのバックボーンが生み出すワンダービート号の縮小プロセスは一見の価値あり!細部に渡るリアルな描写が燃えさせてくれます。ドラマ的にも仲々ハードな展開があったりして、また良し。主人公ススム君を一心に思うマユミちゃんの健気さが泣かせます。
『電光超人グリッドマン』 1993 円谷プロダクション
世間では、とかくビデオ特撮が白眼視される傾向が根強いですが、グリッドマンではデジタル合成を多用した意欲的な映像がバンバン出てまして、結構好きでした。怪獣もカッコイイ奴が続出で、さすが怪獣に関しては円谷の右に出るものはないといった処。それからカーンデジファーと武史の掛け合い漫才も、忘れちゃならない見所かなぁ?あと中盤から登場するキング・グリッドマンは、造形担当のボン・クラフトの力量でもって、アニメロボを凌ぐプロポーションを獲得してるし、結構アクションできたりするんですね。当時は感動モノでした。
『耳をすませば』1995 スタジオジブリ
久しぶりに「ハマった」作品ですね。どっか斜に構えたような作品が多い中、こんなに真っ正面から初恋を見つめた物語って、なんかとっても新鮮な気がします。雫や聖司みたいに純粋に生きたいとは思いつつ、我身を振り返ると何時の間にか世間の塵埃にまみれた自分をそこに発見しちゃう訳で…