"Frozen Newton"になりました 遂に意を決して(いやはや…)組み立てに臨んだ訳なんですが、作業的にはやっぱりそれなりにヘヴィだったです。こういう高密度に内部機器が実装されてるマシンって、いきおい構造が複雑になっちゃうもんですが、Newtonもその例に漏れていないって処でしょうか。
組み上がった"Frozen Newton"。噂には聞いていましたが、各パーツの精度の高さは市販品なみ。蛇足だが、ケースのつなぎ目からパイロットランプの明かりが漏れるAirStationの外装なんかよりずっと精度が高いゾ(いやはや…)。分解・組み立てに関しては途中で気分転換するとかして、じっくり集中力を欠かないように臨むべし(いやはや…)。とにかくあせらない事、無理しない事が肝要なり。カラーは、ほの見える内部機器とのハーモニーでもって微妙な色合いを見せますが、かなりモノトーンな感じに仕上がります。ストレートに組み上げた状態だと"無印良品"ブランドのNewtonといったストイックな風情を感じますね。ちなみに写真ではアップルマーク未装着です。
スケルトンの醍醐味が十二分に堪能できる"Frozen Newton"の背面。表側は大部分シャーシで覆われているため、おとなしい印象ですが、裏はこれでもかのメカメカしさ!キカイダーのスケルトンメカにシビれた幼年時代が蘇ります(いやはや…)。
本体のモールドはほぼ完璧な仕上がり。驚くことにMessagePadやNewtonロゴまでうっすらと再現されてます。本体のアップルマーク部分は最近のマークも表現できる様にとの配慮からか、リンゴマークの葉の付け根部分が分かれてモールドされていたんで、ドレメル(アメリカ製のモーターツール)でほじって境目を取り除き、マークのパーツがうまくはまり込む様調整しました。
これはやっぱり剥き出しで使いたいルックスですね。スクリーンや周囲の金属シールドがケース越しにまばゆくきらめく様子は非常にサイバーな印象。懐かしの"Knowledge Navigator"の世界を彷彿とさせます。手触りもMP130みたいにサラッとしててイイ感触ですが、手を滑らせそうでヒヤリとする事も(いやはや…)。ストレートな状態だと色味がなくて少し寂しいので、Daijinさんの様にワンポイントカラーでも入れてみようかな?
Blueberry Frozen 樹脂用染色剤"SDN"を使ってパーツを染色し、"Blueberry Frozen"を作って見ました。この染色作業というのも勝手が分からず大変でしたが、何とかそれらしい色になりました。使ったのは"空色"のSDN。瓶には20倍に薄めて使う様指示があるんですが、結局様子を見ながら液をつぎ足すアバウトな方法になっちゃいました。
パーツを中性洗剤で洗浄し、お湯で薄めたSDN溶液に浸して適度に攪拌します。溶液は底が殆ど見えない状態までSDNを投入しないと、色が仲々定着してくれません。平べったいポリエチレン製のタッパーに2cm位の水深(?)で溶液を張ってパーツを浸したんですが、規定の60度を維持するのが難しく、途中で熱湯を張ったバットで湯煎したりもしましたが、平均55度位までしか上げられませんでした。結局染色時間を長くする事で対応しましたが、鍋で染色するとか積極的に加熱できる状態じゃないとちょっとツラい感じでした。
Blueberry Frozen。結構クールなルックスになったなというのは製作者の欲目かな(いやはや…)。色は結局2度染めして濃度を上げてます。青系のカラーはある程度濃度がないと褪せたような感じになるので、その辺りの感覚が難しかったです。
アップルマークも一緒に放り込んで染色しちゃったんですが、視界不良の染色液の中で見失いそうになり大変でした(いやはや…)。結局タッパーの裏から懐中電灯の光を当てながら"救出"(いやはや…)。
アップルマークはそのまま装着すると、内部シャーシのカラーの関係で沈んだ色調になって目立たないので、裏側からホワイトのアクリルカラーで彩色しました。発想としてはPowerMacG4のボディで用いられているのと同じ方法ですね(いやはや…)。ほんとはシルバーにしても良かったんですが、ドギつくなりそうだったんで、ちょっと地味目にホワイトです。不思議な青リンゴになり、単に塗装するのとは雰囲気が変わって気に入ってます。
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